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  • 執筆者の写真kagecage

初心者に知ってほしい日本酒の3つの魅力

更新日:2021年3月7日


Nihonshu

皆さんは日本酒と聞いてどのようなイメージを持ちますか?

漢字が多いし難しそうでよく分からない。 おじさんやマニアが飲んでるイメージ。 アルコール度数が高くて酔っ払いやすい。 などマイナスとまではいかなくてもポジティブな印象はなく、今までなんとなく試してこなかった人も多いのではないでしょうか?


かくいう私も数年前までは、お酒を飲む機会があってもほとんど日本酒を飲むことはなく、主にワイン、ビール、カクテルやウイスキーなどを飲んでいました。しかし、数々の美味しい日本酒に出会ったことをきっかけに印象が変わり、積極的に日本酒を飲むようになり今では唎酒師の資格も取得しました。そんな私から、まだ日本酒をあまり飲んでいない方々に是非知ってほしい日本酒の魅力をお伝えします。


日本酒はストレートに美味い。ハマってない人は出会えてないだけ。

僕の場合もそうでしたが、多くの皆さんがこれまで出会ってきた日本酒は美味しさの観点から言えば二流以下のものではないかと思います。なんとなく日本酒を飲んだことがあるという人が出会ってきた日本酒は、スーパーやコンビニで買ったもの、もしくは安い居酒屋などで飲んだものが多いのではないでしょうか。それらの商品は多くの場合、大手の商品になります。これらの商品は不味いとは言いませんが、そもそも「美味しさ」より「利益・効率性=安さ」を優先して造られているものなので、「美味しい」日本酒ではないのです。

例えるなら、カップラーメンと一流のお店のラーメンといった感じでしょうか。どちらがいいということではなく単に別物なので、美味しいホンモノの日本酒を一度体験して欲しいと思います。あなたの趣味や好きなことも、ハマったきっかけにはホンモノとの出会いがあるのではないでしょうか?

Ramen and instant noodle

なかには、高い日本酒や有名な日本酒も飲んだことあるけど、あんまり美味しいと思わなかったよ、という人もいるかもしれません。そういったケースは、単に自分の好みに合わなかったということだと思います。

例えば、僕はラーメンが好きですが、その中でも細麺バリカタの豚骨ラーメンが特に好きです。なので、魚介系太麺のつけ麺の人気店に行っても、もちろんそれなりに美味しいのですが、ハマる・また行きたいという感じにはならなかったので、好みに合ったものに出会えるかは大切です。


ラーメンが例としていいのかは分かりませんが、日本酒も同じように味の幅が結構ありますので、①「美味しさ」を追求したホンモノの商品の中から、②自分の好みのものをぜひ探してみてください。きっと驚くような美味しい日本酒に出会えると思います!


どんな料理にも合うのでカジュアルに楽しめる

お酒って単体で飲むより、食事をしながら飲むことが多いですよね? そして、そのような時には「とりあえず」ビールや酎ハイを飲んでいることが多いのではないでしょうか。 でもビールや酎ハイで、食事ってより美味しく感じてるでしょうか。確かに冷えて炭酸もあるのでスッキリ飲めるし、多くの料理とケンカすることはないので、楽な選択肢ではあるのですが、食事をより美味しくするパートナーとして日本酒を一度試してみて欲しいです。

wine pairing is hard

食事を美味しくするお酒といえば、多くの人はワインを思い浮かべるのではないでしょうか?もちろんワインは食事を美味しくするお酒としていいのですが、食事に合わせる(ペアリング)は簡単ではありません。喧嘩するペアリングも多いですし、なのでソムリエという専門職があります。

それと比べて日本酒はほぼどんな食事にもあいます。難しい話は置いといて、直感的に分かりやすいイメージとして、原料で考えるといいます。つまり、お米、白ごはんに合うか。赤ワインの定番のペアリングとしてステーキがありますが、日本酒も合います。ローストビーフ丼や焼肉と白ごはんをイメージしてもらえるといいかと思います。


日本酒はほぼ全ての食事に喧嘩することなく合いますし、旨味成分も多く料理を美味しくしてくれる作用も大きいので、ペアリングを試してみるには最適なお酒です。新しい料理を作るのは大変ですが、ペアリングを意識した日本酒を買うだけで、定番の食事の楽しみ方のレベルが1段階あがりますので是非お試しあれ!


「日本酒だけ」の楽しみ方ができるおもしろさ

世界には数多くの種類のお酒があります。ウイスキー、テキーラ、ウオッカなどに代表される蒸留酒やワイン、ビール、日本酒などの醸造酒など、どこまで細かく分類するかにもよりますが、その種類は数百種類はあるのではないでしょうか。

その中で「温めることによる美味しさ」を楽しめるのは、日本酒が唯一と言っていいと思います。(焼酎もお湯割りなどで楽しむことができるようです。)

warm sake with fish fin

ぬるいビールが不味いように、お酒の味わいに温度は大きく関係し、ほとんどのお酒は常温以下で飲まないとまずくなる一方で、日本酒は温めることでより美味しくなる非常に特殊なお酒です。そして、食事に合わせる観点からも、「味のペアリング」というだけでなく「温度のペアリング」という違う次元のアプローチもできます。


そのほかにも、例えば同じ日本酒でも季節や製造過程で違う商品として楽しめる、酒器の豊富さなど、日本酒独自の楽しみ方はいくつかあると思いますが、その説明はまた別の機会にして、まずは一番大きな特徴である「熱燗」を是非試してもらいたいです。


いかがだったでしょうか?少しは日本酒に興味をもっていただけたでしょうか?

ここで一番お伝えしたいのは、日本酒は決してハードルが高いお酒ではない、ということです。料理に合わせやすいし、いろんな温度でも楽しめ、飲み方も自由。こんなに融通が利いてカジュアルに楽しめるお酒はないので、今夜はホンモノの美味しい日本酒を晩御飯と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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