top of page
  • 執筆者の写真kagecage

初心者が失敗しない日本酒の選び方


nihonshu bottles

日本酒を飲んでみようと思って、まず最初につまずくのは商品選びじゃないでしょうか。そして、この商品選びの難しさが日本酒が飲まれていない大きな理由の一つだと思います。

というのも初心者は、どれを買えばいいか分からない→とりあえず買ってみる→あまり美味しくない→飲まなくなる、という負のスパイラルに陥ることが多いからです。 そして日本酒に関しては、理解できない専門用語の漢字表記が多いこともハードルをあげている理由の一つではないでしょうか?(全く意味が分からないフランス語表記の商品の方が、漢字表記のものよりも直感的に手に取りやすいのは私だけでしょうか。。)


今回の記事では、そのように日本酒をどう選んでいいか分からない、また美味しい日本酒に出会ってこれなかったという方でも美味しい日本酒にきっと出会える方法をご紹介したいと思います!


失敗しない選び方とは?

失敗しない」選び方=自分の好みや条件に合った商品を飲めること、ではないかと思います。ここで大切なのは、いくら値段が高く世間の評価が高い商品でも自分の好みや条件に合う商品でなければ、自分には意味がないので成功とはいえないということです。好みや条件は一人一人違うので「自分」に合うかがポイント。その日の気分や予算(条件)によっては、いくら食べログの評価が高くても数万円するお店より、近所の定食屋の方が給料前の「私」にとっては成功なのです。

understand why

その上で、初心者の方が失敗する原因を考えてみると、

  1. 自分の好みが分からない

  2. 自分の条件が分からない

  3. 自分の好みや条件に合う商品が選べない

というポイントに分解できます。

①②が分からないと、そもそも正解が分からないので成功か失敗の判断もできなくなるので、ここをおさえた上で③の方法を考えるという流れが必要になります。それでは早速、各々の点について見ていきましょう。


自分の好みを理解する

好みというのは難しいもので「絶対」ではありません。小さい時に大嫌いだったピーマンが大人になったら好きになったり、冬だと美味しい鍋も夏だとそれほど美味しくなく感じたりします。何が言いたいかというと、自分の好みを理解するといっても、完璧を目指すのではなく柔軟に考えて気負わず、なんとなくの範囲を把握すること、ぐらいに考える。そして当然のことながら、自分の好みを理解するには幅広い経験が必要になってきますが、初めは無理せず、自分の好きそうな・飲みやすそうなものから徐々に慣れていきましょう。

understand my preference

とは言っても、「そもそも自分の好きそうなものが分からない」という方も多いと思いますが、その場合には自分の好きな食べ物やお酒(ワイン、ビール、ウイスキー、コーヒー、チーズ、チョコレート、ラーメンなど)の好きな系統を考えてみてください。そこには多少の共通点があるはずです。重めが好き、軽め・スッキリしたものが好き、濃いめが好き、クセが強いものは苦手など。考えて整理してみることが大切ですので、一度考えてみてください。



自分の条件を理解する

「自分の条件」は当然自分の中にあるもので、それを整理して言語化することで理解が進みます。そしてこれは、皆さんが買い物の際などにいつも無意識に行っていることですので決して難しいことではありません。日本酒の場合には、例えば以下のような条件について、一度整理してみるといいでしょう。

  • 目的:今夜の食事に合わせたい、自分へのご褒美、プレゼントしたいなど

  • 気分:飲み慣れたものが飲みたい、新しいものが飲みたい、リフレッシュしたいなど

  • 予算:720mlサイズで1,000〜2,000円程度で多くの商品が買えるので参考に

  • :1人で飲むのか、1日で飲むのか

これ以外にもあると思いますが、それほど難しい作業ではありませんので、日本酒を選ぶ際に一度考えてみてください。


自分の好みや条件に合った商品を選ぶ

さて、自分の好みと条件について理解できたところで、次のステップは実際に商品を選ぶということになります。この方法については、自分で選ぶ方法と、お酒のプロに選んでもらう方法の2通り方法が考えられますが、初心者の方にはお酒のプロに選んでもらうことをオススメします。

ask experts to choose

「自分で選ぶ方法じゃないのかよ!」と思われるかもしれないですが、この発想の転換が単純なようですごく大切だと思っています。多くの人はこの日本酒選ぶを自分でしようとするから、日本酒を飲むことハードルが上がってしまっていたり、いいものを選べないから美味しいものと出会えてないのです。自分の好みは自分が一番わかってるかもしれませんが、好みにあった商品を選ぶことは慣れてないので、思い切ってプロに任せましょう。一番の目的はお酒を楽しむことです。そして、そのためには全て自分の力でやる必要はなく、周りの力を借りればいいので、ぜひ色んなプロの意見やアドバイスを参考にしましょう。


それでもやっぱり自分で選びたい場合には、「具体的に何から飲めばいいか分からない」、「自分の好みが分かるまで色々と飲み続けるのは大変そう」、などと思われると思います。ですので、まずは自分の好みより条件を優先して飲むのがオススメです。自分の好みを見つけることは大切ですが、それよりもお酒を楽しむことが何より大切ですので、好みを見つけるためにどんな理由でもいいので自分の「飲みたいもの」を色々と飲んでみることです。

具体的にオススメな方法としては、

・気に入ったデザインのもの(ジャケ買い)

・冷蔵庫で保存されているもの(生酒)

・自分の出身地や今住んでいる地域のお酒

・日本酒好きの知り合いのオススメ

・雑誌やネットで人気や話題のもの


などを飲んでみてはどうでしょうか?

ただし、別の記事でお話したように美味しいラーメンを味わうのにインスタントラーメンばかり食べても仕方ないので、ホンモノの日本酒を置いてある酒屋さんで選ぶようにしてください。


今夜は飲み慣れた缶ビールを選ばずに、是非酒屋さんに行って、自分の好みと条件を考えて美味しい日本酒を飲んでみてください!

0件のコメント

Comentarios


bottom of page